安全・身バレ対策

BDSMパートナーの探し方と、会う前に決めておきたい安全のルール

公開 ・HEKI編集部

BDSMパートナーの探し方と安全のルール
BDSMのパートナー探しで一番大事なのは、好みが合うことよりも、安全のルールを一緒に守れる相手かどうかです。探す場所は、年齢確認と通報の仕組みがあるサービスを選ぶのが基本。やりとりでは、好きなことと同じくらいNGを確かめ、会う前に「どこまでするか」「止めるときの合図」「終わったあとのこと」を言葉にして決めておきます。最初に会う日は、人目のある場所で話すだけにするのがおすすめです。

探し始める前に、自分の線引きを書き出す

相手を探す前に、まず自分の中の線引きをはっきりさせておきます。BDSMは好みの幅が広く、同じ「SM」という言葉でも、思い浮かべるものは人によって大きく違います。自分が何を望み、何はしたくないのかが曖昧なままだと、相手に合わせすぎてしまったり、望まないことを断りにくくなったりします。

次の3つに分けて書き出してみると、整理しやすくなります。

分け方中身例
してみたいこと興味があり、相手と試してみたいこと目隠し、軽い拘束、言葉でのやりとり など
条件つきならいいこと信頼できる相手で、事前に話し合えればいいこと痕が残らない範囲なら、など
したくないこと(NG)どんな相手でも、どんな流れでもしないこと写真や動画を撮られること、など

NGは「今はしたくない」で十分です。経験を重ねて気持ちが変わることもありますが、変わったかどうかを決めるのはいつでも自分です。

どこで探すか:確かめたい3つの仕組み

パートナーを探せる場所は、性癖や嗜好に特化したマッチングサービス、一般のマッチングアプリ、掲示板やSNSなどがあります。場所ごとの違いは性癖で出会いたい人のアプリ・サイトの選び方でまとめています。

BDSMのように、会ったあとに体の安全が関わる関係では、次の3つの仕組みがあるかをとくに確かめておきます。

  1. 年齢確認:公的な身分証で18歳以上であることを確かめているか。
  2. 通報・ブロック:やりとりの途中で違和感があったとき、関わりを断てるか。
  3. NGを伝える場所:好きなことだけでなく、したくないことをプロフィールで示せるか。
掲示板やSNSは手軽ですが、相手の年齢や身元を確かめる手段がほとんどありません。パートナーとして会うことを考えるなら、運営の見守りがある場所を選ぶほうが安心です。

やりとりで確かめること

マッチしたら、すぐに会う約束をするのではなく、まずはやりとりの中で相手の考え方を確かめます。好みが合うかどうかより、次の点のほうが大切です。

  • NGを伝えたときの反応:「そうなんだ、わかった」と受け止めてくれるか。説得しようとしたり、軽く扱ったりしないか。
  • ペースを合わせてくれるか:会う日や内容を急かしてこないか。
  • 安全の話を自分からするか:止めるときの合図や、体の負担の話が自然に出てくるか。
  • 経験の話が具体的か:経験があると言う場合、どんなことに気をつけているかを話せるか。

反対に、最初から写真を求める、すぐに外部の連絡先へ誘う、お金や物の話をする、といった相手とは、やりとりを続けなくてかまいません。違和感があれば、理由を説明せずに離れて大丈夫です。

会う前に二人で決めておく安全のルール

会うことになったら、その前にメッセージで次のことを決めておきます。言葉にして残しておくと、その場の雰囲気で流されにくくなります。

1. その日にすること・しないこと

「今日はここまで」を具体的に決めます。最初は、決めた範囲より少なめに終わるくらいがちょうどいいと考えておきましょう。決めていないことは、その日はしません。

2. 止めるときの合図(セーフワード)

プレイの中では「やめて」が雰囲気の一部として受け取られてしまうことがあります。そのため、本当に止めたいときの言葉を、ふだんの会話では使わない言葉で決めておきます。声を出しにくい状況に備えて、手で何かを落とす、決まった回数たたく、といった合図もあわせて決めておくと安心です。

「止める」だけでなく、「少しゆるめてほしい」を伝える合図を別に決めておく方法もあります。信号の色にならって、止めてほしいときと、ペースを落としてほしいときを言い分けるやり方がよく知られています。

3. 体の負担への配慮

持病やけが、体調、薬のことなど、伝えておいたほうがいいことは事前に共有します。首まわりや呼吸に関わること、長時間の拘束など、体への危険が大きいものは避けましょう。体のことで不安がある場合は、医療機関に相談してください。

4. 写真・動画の扱い

撮影するかどうか、撮るなら何に使うのかを、あらかじめ決めておきます。撮らないと決めたら、その場で頼まれても断ってかまいません。

5. 終わったあとのこと

終わったあとに、どう過ごしたいかも話しておきます。少し話をしたい、そばにいてほしい、ひとりで落ち着きたいなど、人によって違います。後日、気持ちの変化や体の具合を確かめ合う連絡をするかどうかも決めておくとよいでしょう。

初めて会う日は「話すだけ」にする

初めて会う日は、人目のあるカフェなどで、話をするだけにするのがおすすめです。メッセージで決めたルールを、顔を見ながらもう一度確かめる場と考えましょう。

  • 会う場所と帰る時間を、信頼できる人に伝えておく
  • 移動手段とお金は自分で用意しておく
  • 密室や相手の家・車には、最初の日は行かない
  • 少しでも違和感があれば、その日で終わりにしてかまいません

約束していたことでも、気持ちが変わったら断って大丈夫です。同意は一度したら終わりではなく、いつでも取り消せるものです。危険を感じたときは、ためらわずに警察(110番)に連絡してください。

HEKIでパートナーを探す場合

このコラムを運営しているHEKIは、性癖や趣味嗜好で相手を探せるマッチングアプリです。この記事で紹介した安全の考え方に沿って、次の仕組みを用意しています。

  • 本人確認:公的な身分証で、18歳以上であることを確認しています。
  • NGの伝え方:性癖タグに加えて、NGタグと一言メモをプロフィールに書けます。会う前に相手が確認できます。
  • SM・拘束のタグ:主従関係や拘束など、SM・拘束に関するタグで好みを示し、同じ好みの人を探せます。
  • 通報・ブロック:相手のプロフィールやメッセージ画面から、通報とブロックができます。相手には通知されません。
  • 連絡先の扱い:メールアドレス・電話番号・URL・LINEなどのIDを含むメッセージは送れないようにしています。

また、12の質問に答える性癖診断で、「リードしたいか・ゆだねたいか」などの傾向を知ることもできます。くわしくはHEKI公式サイトとよくある質問をご覧ください。

よくある質問

BDSMのパートナーは、どこで探すのが安全ですか?
公的な身分証での年齢確認があり、通報・ブロックができ、NGをプロフィールで伝えられるサービスを選ぶのが基本です。掲示板やSNSは相手の年齢や身元を確かめにくいため、会うことを考えるなら慎重に考えましょう。
セーフワードはどう決めればいいですか?
ふだんの会話では使わない言葉を選び、会う前に二人で決めておきます。声を出しにくい状況に備えて、手で合図する方法もあわせて決めておくと安心です。
初めて会う日に気をつけることは?
人目のあるカフェなどで話すだけにし、会う場所と帰る時間を信頼できる人に伝えておきましょう。違和感があれば、その日で終わりにしてかまいません。