ドSとドMの相性とは?「Sだから合う」だけでは決まらない理由
SとMの意味
日常会話でのS(エス)とM(エム)は、相手をリードしたり責めたりすることを好む人をS、リードされたり責められたりすることを好む人をM、という意味で使われることが多い言葉です。「ドS」「ドM」は、その傾向が強いことを表すくだけた言い方です。
もともとは性的な嗜好を表す言葉ですが、今では「いじるのが好き」「頼られると燃える」といった、ふだんの性格や振る舞いを指して使われることもあります。会話の中で同じ言葉を使っていても、相手がどちらの意味で使っているかは確かめないと分かりません。
SとMがそろえば合う、とは限らない
SとMは、役割としては組み合わせやすい関係です。ただ、同じSやMの中にも、いろいろな好みがあります。
| 例えばこんな人もいる | 例えばこんな人もいる | |
|---|---|---|
| S | 言葉でリードするのが好き | 相手が喜んでいる姿を見るのが好き |
| M | 強く求められたい | やさしく甘やかされたい |
言葉でリードしたいSと、やさしく甘やかされたいMは、どちらも「SとM」ですが、求めているものが違います。組み合わせの名前より、相手が何を楽しいと感じるかのほうが相性に関わります。
相性を左右する3つのポイント
1. 求める刺激の強さ
言葉だけのやりとりで満足する人もいれば、もっと踏み込んだことを望む人もいます。どちらが正しいということはなく、二人の間で求める強さが近いかどうかが大切です。強さの差が大きいと、一方は物足りず、もう一方は怖い思いをすることになります。
2. 関係を進めるペース
気が合えばすぐに会いたい人と、じっくりやりとりしてから会いたい人がいます。SかMかとは別に、このペースが合わないと、どちらかが急かされている、あるいは待たされていると感じやすくなります。
3. どんな関係でいたいか
プレイの時間だけの関係でいたいのか、ふだんから連絡を取り合う関係でいたいのか。恋人のような関係を望むのか、そうでないのか。関係の形についての考えがずれていると、好みが合っていても長続きしにくくなります。
相手と好みを確かめる方法
相性は、やりとりの中で少しずつ確かめていくものです。次のような順番で話すと、踏み込みすぎずに確かめられます。
- どんな雰囲気が好きかを話す:具体的な行為より先に、「リードされるのが好き」「言葉でのやりとりが好き」など、雰囲気の話から始めます。
- NGを伝え合う:好きなことと同じくらい、したくないことを先に共有します。NGへの反応で、相手が自分を尊重してくれるかも分かります。
- ペースと関係の形を話す:会うまでにどのくらいやりとりしたいか、どんな関係でいたいかを確かめます。
- 会う前に、その日の範囲を決める:実際に会うときは、事前にどこまでするかを決めておきます。
会う前に決めておきたい安全のルールは、BDSMパートナーの探し方と安全のルールでくわしくまとめています。
気をつけたいこと
- Sは何をしてもいい役ではない:リードする側は、相手の様子をいちばんよく見ている必要がある役です。相手が止めたいときに止められることが前提です。
- Mは何でも受け入れる役ではない:ゆだねる側にも、NGを伝え、いつでも止める権利があります。
- 同意はいつでも取り消せる:一度「いい」と言ったことでも、気持ちが変わったらやめてかまいません。
- ふだんの関係に持ち込みすぎない:プレイの中での役割を、ふだんの生活でも相手に押しつけるのは別の話です。
SとMは、二人が同意したうえで楽しむための役割です。どちらか一方だけが我慢する関係にならないよう、話し合える相手を選びましょう。
HEKIの性癖診断で傾向を知る
このコラムを運営しているHEKIでは、12の質問に答える性癖診断で、「リードしたいか・ゆだねたいか」「刺激は強めか・やさしめか」「じっくり関係を作るか・気が合えばすぐか」の3つの軸から、8つのタイプのどれに近いかが分かります。
この記事で紹介した、刺激の強さとペースの考え方に近い軸です。結果はプロフィールに表示され、相性がいいタイプの目安も確認できます。SかMかの組み合わせだけでなく、相手が何を大事にしているかを知るきっかけとして使えます。くわしくはHEKI公式サイトとよくある質問をご覧ください。
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