性癖の基礎知識

自分の性癖を知る方法|好みを整理する3つのステップ

公開 ・HEKI編集部

自分の性癖を知る方法
自分の性癖は、頭で考えるより「これまで何に惹かれてきたか」を振り返るほうが見えてきます。まず惹かれたものを書き出し、次にその共通点を探し、最後にどのくらいの強さで、どこまでなら望むのかを決める、という3つのステップで整理してみましょう。はっきりしないことや、時期によって変わることがあっても問題ありません。好みは決めつけるものではなく、少しずつ分かっていくものです。

なぜ自分の性癖は分かりにくいのか

自分の好みなのに、いざ言葉にしようとすると分からない、という人は少なくありません。理由のひとつは、性癖についてふだん話す機会がほとんどないことです。言葉にしたことがないものは、自分でもぼんやりとしか分かりません。

もうひとつは、好みが「行為」ではなく「雰囲気」や「関係」にあることが多いからです。たとえば、同じ「目隠し」に惹かれる人でも、見えない緊張感が好きな人もいれば、相手にすべてをゆだねる感覚が好きな人もいます。行為の名前だけを見ていると、自分が本当は何に惹かれているのかが見えにくくなります。

「性癖」はもともと性格の偏りやくせを表す言葉ですが、今は性的な好みや嗜好の意味で使われることが多くなっています。このコラムでも、その意味で使っています。

ステップ1:惹かれたものを書き出す

まずは、これまでに「いいな」と感じたものを、思いつくまま書き出します。人に見せるものではないので、恥ずかしがらずに書いてかまいません。

  • 体のパーツや見た目(手、首、声、髪型 など)
  • 服装や身につけているもの(スーツ、メガネ、ストッキング など)
  • 匂いや感触
  • 場所やシチュエーション
  • 相手との関係性(年上、先輩と後輩、主従 など)
  • 作品の中で印象に残った場面

ポイントは、「なぜ惹かれたか」はまだ考えないことです。理由を考えはじめると、「これは普通じゃないかもしれない」と自分で消してしまいがちです。まずは量を出すことを優先しましょう。

ステップ2:共通点を探す

書き出したものを眺めて、共通点を探します。一見ばらばらに見えても、並べてみると同じ方向を向いていることがよくあります。

書き出したもの共通点の例
スーツ、上司と部下、年上相手にリードされる関係
手、指、爪を立てられる感覚手で触れられること
目隠し、拘束、主従関係相手にゆだねる感覚
ルームウェア、朝起きてすぐ、自宅飾らない、日常の近さ

共通点が見つかると、それが自分の好みの「軸」になります。軸が分かっていると、初めて見るものでも「たぶん好きだな」と分かるようになり、相手にも説明しやすくなります。

ステップ3:強さと線引きを決める

最後に、それぞれの好みについて、どのくらいの強さで、どこまでなら望むのかを考えます。好きなことでも、「想像するのが好き」と「実際にしてみたい」は別です。

  1. 想像するのが好き:作品や妄想で楽しめれば十分なもの。
  2. 相手としてみたい:信頼できる相手と、実際に試してみたいもの。
  3. したくない(NG):興味はあっても、実際にはしたくないもの。

この区別をしておくと、相手に好みを伝えるときに、誤解が生まれにくくなります。とくに「想像するのが好き」なものを、相手が「してほしいこと」と受け取ってしまうすれ違いはよくあるので、伝えるときは分けて話しましょう。

整理するときに気をつけたいこと

  • 無理にラベルを貼らない:「自分はドMだ」のように決めつける必要はありません。相手や時期によって変わる人もいます。
  • はっきりしないものは保留でいい:分からないものは「わからない」のままで大丈夫です。
  • 想像と現実を分けて考える:作品の中で好きなものを、現実で同じようにしたいとは限りません。
  • 誰かを傷つけるものは現実では扱わない:相手の同意が取れないことや、法律に触れることは、想像の中にとどめましょう。

整理した好みは、ときどき見直すと、自分の変化にも気づけます。

HEKIの性癖診断を使ってみる

このコラムを運営しているHEKIでは、12の質問に答える性癖診断で、「リードしたいか・ゆだねたいか」「刺激は強めか・やさしめか」「じっくり関係を作るか・気が合えばすぐか」の3つの軸から、8つのタイプのどれに近いかが分かります。ステップ2の「軸」を考えるきっかけとして使えます。

また、性癖タグには「ノーマルだけど興味あり」というタグもあるので、好みがまだはっきりしない人でも、そのことをそのまま伝えられます。くわしくはHEKI公式サイトをご覧ください。

よくある質問

自分の性癖が分かりません。おかしいでしょうか?
おかしくありません。性癖についてふだん話す機会は少なく、言葉にしたことがなければ分からなくて当然です。惹かれたものを書き出して共通点を探すと、少しずつ見えてきます。
好みが変わることはありますか?
あります。経験や相手、時期によって変わることはよくあります。整理した好みは、ときどき見直してみましょう。